2017年6月1日~8月31日の期間、生活協同組合ユーコープの募金活動として、「みるくぼきん」というプロジェクトがあるのをご存知ですか?

この「みるくぼきん」は、食材宅配のおうちCO-OP(おうちコープ)や、ユーコープの店舗(ミアクチーナ含む)でコープ商品の牛乳1本(1リットル換算)を購入するごとに、1円をユーコープがユニセフと国連WFPに寄付してくれるプロジェクトです。

コープ牛乳パッケージ

CO・OP牛乳などコープの牛乳13種類が対象になります。対象の牛乳の商品パッケージの側面に「みるくぼきん」について書いてある場合もあります。

社会貢献をしたいけれど、方法もわからないし、時間もないという方いらっしゃると思います。そんな方にとっておうちCO-OPで牛乳を購入するだけで、社会貢献につながるのが手軽に参加できるプロジェクトだと思います。

世界ではたくさんの子どもたちが飢えに苦しみ、さらに学校に行きたくても行けない子どもたちが1億人以上います。こうした状況に少しでも支援ができればと、ユーコープが積極的に取り組んできているのがこの募金活動「みるくぼきん」プロジェクトです。

みるくぼきんプロジェクト説明

ユーコープの公式サイトによるとユニセフ募金に取り組んできたコープかながわ(当時)からのよびかけで、2008年に「みるくぼきん」が始まったそうです。

牛乳は各家庭で消費がある商品なので、ユニセフおよび国連WFPへの寄付をユーコープ全体で進めることは、ユーコープの「『人―社会―自然』の調和ある平和な社会に貢献する」という理念にもつながります。

みるくぼきんによる2016年8月までの累計募金額は、総額5,000万円以上にものぼります。(※金額はユーコープ、うらがCO-OP、全日本海員生協、富士フイルム生協の総額)。

ユニセフ国連児童基金アフリカ教育支援プログラム(アフリカに学校を建てよう!)という活動の中で、この「みるくぼきん」によって、これまでマラウイの2ヵ所の学校の校舎や教室、給水施設、トイレが建設され、教職員の研修、教室の机・いす、教材の支給などが実現しています。

2014年度からは児童労働と闘うネパール指定募金として、アジアでもっとも児童労働が多い国ネパールの子どもたちを守るために、国家的な子ども保護システムの育成・強化や有害な児童労働にかかわっている子どもたちや、虐待・ネグレスト・搾取などの被害にあっている子どもたちの防止・救助・復帰のための質の良い社会支援の提供にも使われています。

国連WFPの「学校給食プログラム」では緊急で食糧が必要であり、有効に活用される地域を選定し、1年間1日1食(1食あたりおよそ30円)で栄養価の高い学校給食を支給し、子どもの発育を助け教育の機会を広げています。

実際「みるくぼきん」によって、2011年分はラオスの30の地域1,500の小学校のおよそ15万人の子どもたちの学校給食に使われたとのこと。これまでにルワンダ、シエラレオネ、バングラデシュ各国の子どもたちの学校給食にも活用されているそうです。

1リットル1円の募金といえど、こういった実績をみると、世界の困っている子供たちのためにコープの活動を通して貢献できるのは、子どもを持つ親としても大きな意義のある事だと分かります。

みるくぼきんの期間は毎年6月~8月の3ヶ月間実施されています。2017年8月末までの期間、個人的にも積極的に食材宅配のおうちCO-OPでみるくぼきん対象の牛乳を購入したいと思います。

神奈川県にお住まいでお子さんをお持ちの4人家族の方は、お子さんと一緒に社会貢献として「みるくぼきん」に取り組んでみるのも夏休みの良い経験になるはずです。ご興味ある方はおうちコープのサービスをチェックしてみて下さい。

⇒ 生協の宅配「おうちCO-OP(おうちコープ)」とは